Q2 マイクロポリゴンと比較した場合はどうなのか?

A2 (飯倉)マイクロポリゴンではダイシング時にテクスチャ座標や法線等の各種パラメータについては考慮されない。あくまでもスクリーンに投影したときにピクセルの 1/4 程度の面積に収まるようにダイシングされるだけである。
テクスチャ座標を考慮せずに分割した場合、分割されたマイクロポリゴンに複数のテクセルが含まれる場合がある。このような事象を正確に取り扱う事はおそらく可能であると思うがその実装は非常に複雑なものとなる。
一方マイクロポイントではテクスチャ座標や法線等の各種のパラメータを考慮してオブジェクト片へとダイシングを行う。テクセルに関して言えば、1つのオブジェクト片には1つのテクセルしか関係しないようダイシングを行う。そのため実装は非常に単純なものとなる。

 マイクロポイントは正規化された占有率と不透明度を用いて高周波成分を低周波成分化するものである。この部分が本質的にマイクロポリゴンとは異なる。
※関連項目:MipMap、アニソトロピックテクスチャフィルタリング、テクスチャサンプリング時におけるフィルタ処理

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